初めて子供が誕生した時ってものすごく嬉しいですよね。僕もすごく感動しました。
これから父親として、育児にどう関わっていこうかと期待を膨らませると思います。
頑張って我が子を産んでくれた奥様も「よく頑張ってくれたね。ありがとう。」と声をかけてあげたいですよね。
ただ、その感動も束の間、育児はママとなる奥様、パパとなる男性も、初めての経験です。
事前に情報を仕入れていても、我が子を育てなきゃというプレッシャーと勝手がわからないもどかしさで落ち込んでしまうこともあると思います。
さらに今まで奥様が自分だけを見てくれていたのに、子供が産まれると子供にかかりっきりになり、態度も急変してしまいます。そのギャップにパパは苦しむことになります。
でも、『愛情曲線』というものがあり、葛藤を和らげてくれるものを今回は紹介したいと思います。
愛情曲線とは
愛情曲線というものがあり、これは 東レ経営研究所ダイバーシティ&ワークライフバランス研究部長 渥美由喜(あつみなおき) 先生が調査して、提唱されたもので、
結婚直後は愛情の配分先のトップは「夫」ですが、これは一時期のあだ花に過ぎません。
子供が生まれると子供がトップの座につき、夫への愛情はがくっと下がります。
実際、僕も経験して結構ショックを受けました。
その後、徐々に回復していくグループと、 低迷していくグループに二極化します。
大変な乳幼児期に「夫と二人で子育てした」と回答した女性たちの夫への愛情は回復し、「私一人で子育てした」と回答した女性たちの愛情は低迷します 。
上のグラフの青い線が出産直後から子育てしたか、そうでないかで奥様からの愛情がものすごく変わっているのが、分かると思います。
これを初めて見たとき、僕は衝撃を受けました。なぜなら、二人で育児することは子供を
健全で自立ができるように育てることが目的だと思っていたのが、実は自分の将来にも大
いに関係することだと分かったからです。
父親の育児参加はとても重要
『愛情曲線』を知った時は、まだ子供が小さく子育てに対していろいろ悩んでいた時期でもあったので、
この考え方に出会えたことは本当に幸運でした。
でも、父親としてどう育児に関わっていけばいいのか。悩みますよね。
僕は、とにかくママのサポートに徹しました。
授乳は母乳で育てていれば、父親はできないので仕方ありませんが、
〇 食事の準備や後片付け
〇 子供の沐浴(ママを一人でお風呂に入らせてあげる。)
〇 布団敷き
〇 オムツ交換
などは、父親でもできると思い、ママの負担を少しでも減らそうと考えて動いてました。
一人目の育児経験をポジティブに
いろいろと思考錯誤して、育児に参加していると、ママも次第に見てくれるようになります。
パパの育児参加がママの一人目の育児経験をポジティブにすることにより、 それが二人目の出産率を上げる研究結果も出ているそうです。
ようは、当初二人の子どもを産むことを希望するママがその希望を実現しないのは、
一人目のときのパパが育児への不参加というネガティブな育児体験が主な原因となっています。一人目の父親の育児参加度が二人目出生率を上げるという事実があります。
パパの育児参加がとても大切なことだと思いますよね。
まとめ
愛情曲線によって、父親の育児参加が将来の自分にも影響があることが分かったと思います。
夫婦で一緒に子育てをしていくことで、子供に注がれていた愛情が再び戻ってきます。
産まれてからはママも初めての子育てでいっぱいいっぱいなのです。
だからと言って、そっけなくなったからと外に愛情を求めるのは言語同断です。
できることから、アクションを起こして行きましょう。